富士見高原病院の前身である高原療養所は、１９２６（大正１５）年に設立され、日本の結核医療の分野で輝かしい業績を残しました。その後、結核が克服され、地域住民が望む一般的な疾患の急性期医療を担う病院へと変化しました。現在はＪＡ長野厚生連に移管され、いまも、基本理念である「遠くの親戚よりも近くの高原病院をモットーに地域から信頼される医療を実践します。」のとおり、救急医療はもちろんのこと、予防から治療、介護から看取りまで一貫した医療を実践しています。

　「富士見高原病院」が位置する長野県諏訪郡富士見町は、山梨県との県境に位置しており、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳に囲まれた自然豊かな中山間地です。富士見町の他、原村、諏訪市、伊那市、上伊那郡にも診療所や老健、特養などの介護施設を有し、５事業部制のもと事業展開をしております。

　 「富士見高原病院」を医療の核とし、「診療所」「介護施設」「在宅支援」からなる包括的な連携支援を実施しています。地域の方々、お一人お一人に対して、救急はもちろんのこと、予防から治療、介護から看取りまで、一貫した支援を実践しています。

　また、富士見高原医療福祉センター系列だけの連携にとどまらず、近隣地区の医療機関や介護施設、また、社会福祉協議会や包括支援センター等との連携を図っています。何よりも、地域の方々の健康と安全に全面的な支援をさせていただくための、地域ネットワーク体制を整えています。