独立行政法人国立病院機構九州グループ鹿児島医療センター
がん医療,脳卒中,心臓・大血管の疾患を担当する病院です。地域に役立ち、頼りにされる病院を目指す当院は 医療者としての心,技を育むことも方針としています。
プロフィール
<研修施設認定>
◆日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師制度研修施設
◆日本医療薬学会がん専門薬剤師制度研修施設
◆日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師制度研修施設
◆日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修事業認定研修施設
◆薬学生長期実務実習受け入れ施設
<薬剤部門の基本的方針>
◆安全で安心できる薬物療法を提供する
◆治験・臨床研究サポートを推進する
◆学生および職員に対する教育・育成・医療薬学研究等の学術活動を推進する
◆地域社会の医療活動・薬事衛生活動に寄与する
◆健全な病院経営へ寄与する
<薬剤部門業務の概要>
薬剤部の運営は、24名の職員(薬剤助手7名、薬剤師9名、主任6名、副薬剤部長1名、薬剤部長1名)で行っています。
担う業務は、中央業務である医薬品の管理・供給、調剤、院内製剤、抗がん剤の無菌調製、マスに対するDIに加えて、患者個別にサービスとなる,TDMによる投与設計、個別DI、入院・外来患者への服薬指導、手術等のための入院前患者支援,病棟薬剤業務(持参薬含めた入院時服薬計画処方支援、検査支援、総合処方監査、投与ルートチェック、副作用モニタ、医薬品副作用被害救済制度申請の支援など)、臨床研究・治験のサポートなど医療の本質である対人業務を行っています。これら業務のうち,対物的業務である医薬品のピッキング,錠剤の一包化パックからの抜錠,持参薬の鑑別の下準備,注文,払い出し等のほぼ全てを薬剤師の監督下で薬剤助手が行い,薬剤師が患者ケアに注力できる環境の整備を進めております。
加えて、NST、ICT、AST、緩和、RST、褥瘡などの医療チームでの活動、患者さん向けの各種教室,医療安全活動のほか院内各種委員会で活動しています。
さらに、より高い質の医療をより早く提供するために、医師・薬剤師協働による検査・処方のオーダに関するPBPM(※)、院外処方せんにおける調剤変更に関する事前合意プロトコルの運用しております。
地域の保険薬局を含めた医療施設と協働・連携した医療サービスを提供するために、当院外来でがん化学療法を受けている患者さんに対しては、当院薬剤師から「外来化学療法薬剤管理情報提供書」を交付しています。入院治療を受けた患者さんには、「薬剤管理サマリー」を患者さん同意のもと文書により交付しております。
※ PBPM; Protocol Based Pharmacotherapy Management
医師と薬剤師とで事前に作成・合意したプロトコルに基づき行う薬物治療の管理方法(2010年の厚生労働省医政局長通知(医政発0430第1号)に基づく行為)です。
<教育・育成活動>
実務実習指導薬剤師の在籍の下、毎年4-5名の薬学部長期実務実習生を受け入れています(主に九州内の薬学部生)。実習内容は、コアカリキュラムに準拠した上で、必要、状況に応じて、医師を含めた他の医療職の体験型実習も取り入れています。
また、当部門は日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師制度、がん専門薬剤師制度、薬物療法専門薬剤師制度(基幹施設),日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修事業認定研修施設として認定を受けており、認定・専門薬剤師の育成に取り組んでいます。毎年、各種学会・病院薬剤師会・国立病院機構主催の県内外の研修会、研究会、学術集会などへ職員を派遣して技術研鑽の機会を設けています。
さらに、国立病院機構九州グループ病院の特徴的な研修として、入職後5年目くらいまでの薬剤師を対象として、グループ内の勤務先外の施設へ3-5日間派遣し、業務を経験する特定技能派遣研修があります。そして、これのアドバンストコースの位置づけとなる、主任薬剤師までを対象とした交換研修も行っています。この研修では、急性期病院—療養型病院に勤務する薬剤師を互いに交換して、2週間それぞれの施設で薬剤師として勤務し研修を行います。これら研修では、勤務先以外の薬剤師との意見交換・交流を通しての人的ネットワークを広げることに加え、勤務施設とは異なる性格の病院で求められる業務・環境を「仕事」として経験することにより、医療人として求められる視野を広げることと、その後の進路や専門性を考える上での効果が期待されます。
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