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薬剤師の福利厚生

02職場見学の意義と確認すべきポイント

就職先を決める際に確認しておきたい点のひとつが「人員構成」や「職場の雰囲気」です。
しかし、これらは実際に自身の目で確認しないと納得が出来ない点でもあります。
「職場の雰囲気なんて、いざ入社してみないとわからない」と思いますか?
実は、薬学生のみなさんのために、ほとんどの薬局や病院では職場見学を個別に受け付けてくれているんです。

ここでは、薬学生が職場見学をする意味ついて検討し、失敗しない就職活動のために大きな意義があることを理解しましょう。

目次
【1】職場見学に行ってミスマッチを小さくする
【2】職場見学の際に見るべき最大のポイント
【1】職場見学に行ってミスマッチを小さくする
他学部の学生の場合だと、応募前や面接などの選考過程で職場見学の機会があることはあまりありません。
もちろんインターンシップなどの制度はありますが、すべての企業が実施しているわけではありません。
面接場所と配属場所が同じ場所であれば、ついでに職場を見せてもらえることもありますが、これは採用側の好意によるものであり、絶対ではないのです。
ですので一般学部の学生は、採用通知をもらっても職場の人間関係や仕事の段取りなどがどういう雰囲気の中で行われているのかを詳しくチェックする機会がないまま入社式を迎えることになってしまいます。
そして「やっぱり会社の方針や人間関係があわない」といったミスマッチを感じ、早期退職してしまう人も多いのです。
その点、薬学生の皆さんは、当たり前のように求人側から職場見学を促されます。
「職場見学をして、気に入ったら応募してください」というスタンスです。
もちろん、何時間も見学できるわけではありませんし、求人側が不利になるような情報を開示することもありませんが、職場見学をすることによって人員構成や仕事の流れをより具体的に把握することは可能です。
つまり自分に合う職場かどうかを判定しやすくなり、入社後のミスマッチを減らすことが出来るのです。
せっかく職場見学が出来る状況にあるのに、一度も見学に行かないのは非常にもったいないと思いませんか?
職場見学を活用することで、入社後のイメージのギャップをできるだけなくす事ができます。職場見学へは必ず行きましょう!
それでは、職場見学では具体的にどのような点に注目すればよいのでしょうか。
【2】職場見学の際に見るべき最大のポイント
確認しておきたい重要なポイントは「勤務しているスタッフの様子や設備」です。
現場で働いているスタッフに自分を重ねてみましょう。やりがいを持って働けるイメージが掴めますか?スタッフ同士の雰囲気は良いか、効率よく仕事が出来る環境かどうか、機材等の設備は充実しているかなどなど、チェックしておきたいポイントはたくさんあります。
重視したいポイントをしっかり確認することで、入社後のミスマッチを少なくすることができます。
また、一日あたりの処方せん枚数や主に扱っている科目も確認しておきましょう。
少ない人数で多くの業務をこなさなければならない店舗では、新人の研修にも余裕がないかもしれませんし、緊張感が漂う現場に息が詰まってしまうかもしれません。
逆に、処方せん枚数が少なくてのんびりした店舗だと、バリバリ働いて勉強したいという人には物足りなく感じるでしょう。
業務に見合う人数が配置されているか、学びたい科目は扱いがあるかなどを確認しておくことで、「残業が多くて大変だった」「自分がしたい仕事ができる環境ではなかった」というミスマッチを防げます。
事前に自分がどんな環境で働きたいのかを明確にした上で、職場見学に行きましょう。
たくさんの職場を見学することで、新たに気がつく点、自分の優先したい条件などが見つかることもありますので、出来るだけ多くの職場を見学して比較することも大切ですよ。
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