昭和24年に創業した当初からの私たちのコンセプトは 「地域に根差したかかりつけ薬局」。 その実現のために、地域により深く、より幅広くかかわり、 地域の皆さまの生活を支援する事業を展開してきました。 事業内容は一般の保険薬局業務の他に、 医療機関・介護施設・福祉施設・公共施設などへの 医療用具・医療材料・介護用品などの販売、 さらには治療食・介護食品の販売も行っています。 またメンタルケアの見地から、アロマセラピー用品も取り扱っています。 現在営業している3つの店舗は、どこも個性的です。 本店である山本保健薬局は、患者さまの数も多く、 地域に親しまれる「町の薬局」となっています。 いちばんぼし薬局は、調剤の他にも在宅医療に力を入れており、 訪問薬剤管理指導や、居宅療養管理指導を行っています。 ほくと薬局は「癒し」をお届けする薬局をめざして、 メディカルアロマ用品のコーナーを設けています。 今後も多店舗展開は考えていませんが、近く1店舗増やす計画があります。 私たちはこれからも、患者さまの視点から 「薬局ができるサービスは何か」ということを追求していきます。

昭和24年、岸和田市で創業した山本薬局。 その当時の薬局の主な業務は、医薬品や日用雑貨の販売でした。 その後、昭和60年8月にダイドー薬品株式会社・山本薬局の支店として開設した 山本保健薬局は、「医療」というものを強く意識し、 これまでにない未来志向の薬局としてスタートしました。 しかしそのころは「医薬分業」の声は高まれど、現実には進まずといった状況で、 あらゆる面で険しい道のりでした。 そのなかで、在宅医療、無菌調剤など先進的な取り組みを続けてきたのは、 「医療をテーマとして地域に貢献したい」という、強い思いによるものです。 糖尿病教室として始まった「いきいき健康教室」では、 毎回スタッフがさまざまな病気に関するテーマで話をさせていただいています。 メンタルケアの一環として取り扱っている「アロマセラピー」も女性を中心に好評です。 「予防」においては、最近言われ始めた「自己採血検査」や、 心電図やBMIを非侵襲的に測定できる「ヘルスステーション」を設置し、 先進的な事業展開を図っています。 最近少しずつ普及してきました「インフュージョンポンプ」による 疼痛管理にも深くかかわり、地域医療をリードしています。 無菌調剤業務においても、これまでのトップダウン的な発想に基づく薬局の役割に留まらず、 地域医療の中から生まれる栄養サポートチーム（NST）の一員として 独自のスタンスを目指します。 こうした取り組みは、すべて患者さまのために何ができるかということを、 常に追求しつづけてきた努力の結果なのです。