「地域の皆様の健康を願い　医療人として力を尽くします。」の経営理念を掲げ、昭和55年に会社を設立し、地域の皆様や患者様、そしてお世話になった方々へのサービスとは何か、医療人・薬剤師として何ができるのかを、常に考え、取り組み、薬心堂のスタイルがようやくできました。店舗数は少ないかもしれませんが、「薬局が本当に果たすべき役割」ができる会社の土台がここ７・８年でようやくできたのではないかと思っています。

在宅療養支援、OTC/健康食品/その他健康補助や医療機器に関わる販売、カフェの併設などの取り組みを進めてきましたが、その中でも在宅療養支援については、在宅の時代だから実施してきたのではなく、患者様のために！という想いから始まりました。患者様の生活を知る事で、薬による有害事象が起こっている事が見えてきました。外来受付での限界があるのであれば、薬局から外に出て、より健康にイキイキと暮らしていただけるように患者様を支えていくべきだ、と気づかされました。それが、現在の薬心堂の原点になっているのです。処方箋が無くても、隣接したカフェで健康茶を飲んでいただきながら、体調や生活の相談を受けて頂き、早期の発見に気づくこともできます。

患者様に寄り添って、健康な暮らしをしていただくためのサポートを、これからも探求し続けていきます。

小郡市で町の薬局として開業。昭和55年に北九州市で法人化し、新たなスタートを切りました。

町の薬局だった頃は、ご近所の方々が健康相談や、世間話をしに立ち寄れる場所としてご利用いただいていました。いつの間にか調剤薬局＝処方せんを持っていないと入ることができない場所になってしまったことには、時代の変化や過疎化、ご年配の方々が外を気軽に歩くことが少なくなったり…という要因もあるのでしょうが、ちょっとした敷居の高さが出てしまった事が大きかった様に感じます。

これでは薬局を開業している意味をなさないと、昔のようにご近所の方が立ち寄れる薬局づくり、これまでお世話になった地域の皆様への恩返しをしたいという思いから徐々に今の薬心堂の姿、形に成ってきました。ここ最近は、調剤薬局に処方せんを持たなくても気軽に相談ができるスペースとしてカフェの併設を実施しました。また、在宅の取組みも本格化し、多くの患者様のお宅や施設に出向き、医師や看護師、ケアマネージャー、施設の職員の皆様と一緒に、地域の皆様の恩返し、貢献に励んでいます。

病院、クリニック、各種施設への提案をできるかぎり行い、「薬心堂ならでは」の取り組みが広がっていくことが私たちの夢だと心に思いながら、日々勉強し知識と技術の向上に邁進しています。