ふれあい薬局グループ/㈱近畿予防医学研究所
A氏(経験豊富な女性薬剤師)|
現場で患者さまと接することで、日々成長していける仕事です。
私が大学を卒業したころは、今のような医薬分業ではありませんでした。就職したのは医薬品卸の会社。その後、病院やメーカー、OTC販売など、薬剤師の資格を活かせるいろいろな仕事に挑戦してきました。
調剤薬局の仕事を始めたのは、平成4年のことでした。患者さまに直接対面する薬局での仕事に、最初は緊張しましたね。経験を積むうちに、どう説明すればわかりやすいか、何を聞きたがっておられるのかを、見極められるようになりました。
患者さまに「ここへ来てよかった」「話を聞いてもらってラクになった」と言ってもらえると最高の気分です。
オフタイムは趣味の楽器演奏を楽しんだり、映画やミュージカルを見に行ったりしています。この会社は休みもとりやすいので、旅行にも行けますよ。
学生の皆さんは、今のうちに専門知識をしっかり学んでください。患者さまとの対面スキルは、自分ひとりでは身に付けられません。毎日の出来事を通じて、患者さまに一人前にしてもらうようなものです。社内の人間関係も同じこと。そういう意味では、この会社は「人格的にも成長できる会社」です。
新人薬剤師は実務実習で、教育に長けた薬剤師のいる店舗に配属されます。ロールプレイングなどの手法で服薬指導を振り返り、患者さまにどう説明したか、何を言いたがっておられたのかなど、自分で考えさせることで実力がついてきます。
病歴から患者さまのバックグラウンドを読み取り、処方せん解析から「なぜこの薬を使っているのか」を考え、会話力も含めて成長できるように指導しています。
薬剤師は体が元気であれば、長く続けられる仕事です。私もバリバリの第一線でなくとも、患者さまに選ばれ、ドクターに信頼される薬剤師を目指して、長く働いていきたいと思っています。