株式会社カタノ薬局グループ
高田香織|摂南大学
目指すのは薬だけでなく、患者さまの心をバックアップできる薬剤師。
私は子どもの頃、アトピーで皮膚科によく通っていました。待合室で座っていると、奥のほうで何かを混ぜている人がいたんです。そのとき初めて薬剤師の存在を知って、かっこいい!と思いました。私にとって病院は「自分の悩みを解決してくれる場所」でした。さらにおばが薬剤師をしていたことも、この仕事を選ぶきっかけになりました。
私の理想は、薬だけでなく気持ちまでバックアップできる薬剤師。たとえば禁煙外来に通っている方に、禁煙のメリットをお話しすると頑張って続けてくださるんです。特に男性は理屈がわかるとやる気になってくれる場合が多いですね。
この会社に入ったのは、父がカタノ薬局の系列店から薬をもらっていて、いい会社だからと就職先にすすめてくれたんです。
いつも患者さまの希望に添った対応をしようと考えていて、患者さまが聞きもらしたことをドクターに問い合わせて、不安を解消できるようにしています。
「とても説明がわかりやすかった」「今まで飲んでいた薬の意味がわかった」と言ってくださると最高にうれしいですね。
安定剤や睡眠薬などは、効果が理解できると良く効きます。薬を正しく使うためにも、短い言葉で伝えることを心がけています。どんな言葉がいいか、あらかじめ考えておいたりもします。
調剤薬局は患者さまに接する時間が一番長く、将来にわたって長く勤められる職場です。患者さまの顔を見るだけで頭の中に処方せんや家族構成が浮かびます。
患者さまの話を一生懸命聞いて、深い信頼関係を築いた上で、生活習慣の軌道修正していただく。そして元気に長生きしていただきたいと思っています。