私が管理薬剤師として店長を務めている栄店は、地域の病院の門前調剤薬局として地域に親しまれています。 私自身のキャリアとして、この栄店ばかりの配属で、ここ以外では薬剤師の経験はなかったのですが、昨年先輩からの引き継ぎで、管理薬剤師に抜擢していただきました。引っ張っていく立場ではありますが、むしろお店の仲間のみんなに支えられながら、店長としての職務を果たしているといった感じです。長年一緒にやってきた仲間がほとんどです。 この近辺は、神戸市内とはいえ農家も多く、比較的高齢化が進んでいる地域といえます。当然、患者様にも高齢の方が多くおられます。それだけに服薬指導に当たっては、より丁寧に、難しい言葉は使わないで、よりわかりやすくご説明することがとても大切だと思い、日々の業務にあたっています。顔見知りの“常連さん”も多く、ご近所の方とお話するような感覚で、親しげに対応させていただくこともたくさんあり、あらためて考えてみると、このお店は本当に地域に溶け込んでいるなと感じています。 薬剤師にとっては、薬の知識だけではない「コミュニケーション能力」がとても大切と、日々の業務を通じて実感してます。6年生制になったカリキュラムの中では、コミュニケーション能力の大切さは。十分に学ばれているとは思いますが、様々な実際の局面で、今でもコミュニケーションの大切さを感じることが、日常茶飯事のようにあります。この一言を添えて、新しく仲間となられる皆さんにエールを送りたいと思います。もし栄店に配属となったら、指導はバッチリさせていただきますね。