薬局
株式会社エスマイル
米光裕美|広島大学
薬剤師は一生続けられる、おもしろい仕事だと思います。
母が看護師だったことや、生物が得意だったことから、薬剤師に興味を持ちました。
在宅は平成20年からの取り組みです。たまたま腰を痛めて取りに来られないという患者さまのお宅に薬を届けたことがスタートでした。現在では施設も含めて、月に40~50件を訪問しています。
在宅の患者さまは薬による治療が中心ですが、自分で薬を管理できない方もおられます。これくらいなら解るだろうではなく、メモを貼っておくなど、細かく行き届いた指導をするよう心がけています。
どんぐり薬局で扱う件数も、昨年の1.2倍に増えています。 私は薬局業務の他に在宅推進課長として、新規の在宅業務のサポート、患者さまからの相談窓口、社内の在宅研修などを任されています。エスマイルとしての在宅のスタンダードを作り、現在18店舗で実施している在宅業務を広げていく重要な仕事です。
仕事でミスが続くと落ち込んでしまうタイプなので、自分をコントロールするためにダンスを習って、気分転換を図っています。薬剤師にとって平常心を保つのは、一生の訓練だと思います。 患者さまが相談してくれたことに対して、うまくアドバイスが出来たときの達成感は格別。
薬剤師にとって大切なのは、自分なりの考えで患者さまをケアできるかどうか。医療人としての自覚を持てる「新しい薬剤師」が、生き残る時代が来ているのではないでしょうか。