私は社会人1年目で、実は投薬窓口に立ち始めてまだ日が浅いんです。初めは用法をお伝えするだけで精一杯でしたが、ようやく緊張せずにできるようになりました。
私が薬剤師になったのは母のすすめでした。「これからは女性も資格を持たないと」と言われ、理系が得意だったので、医療関係を目指しました。けれど注射が怖くて…看護師の道を断念。薬学部に入り、目指す道を固めていきました。

「患者さまの役に立ちたい」というような理想は正直なところ、はじめは持っていなかったです。ですが、「この薬飲んでよくなったよ」と言われるとやはり素直にうれしいです。

先輩方の投薬の様子を見ていると、患者さまに聞かれるのは薬のことより「病気」のことが多いことに気がつきました。やはり患者さまは薬について説明を受けたいわけではないんだな、と改めて実感。薬が病気にどういう効用を与えるののかもっと上手に説明できるようになっていかなければいけないなと思います。やはり、そういうところも、先輩は凄いな、と思います。

患者さまの質問にすぐに答えられないときは、裏に戻って一生懸命に調べている先輩の姿。ベテランの方でも、ずっと本を読んで勉強しておられるので、見習いたいですね。
私も5年後ぐらいには、「あんな薬剤師になりたい」と後輩に言ってもらえるように、なっていたいと思います。

現在は職場の近くで、ひとり暮らしをしています。朝は6時半に起きて自分で朝食を作って食べています。料理のレパートリーも増えました。
仕事が終わったらまっすぐ帰って、晩ご飯を食べてからジムでランニング。一日中立ちっぱなしの仕事なので、体力をつけないといけないと鍛えています。
配属してすぐのころ、低血糖で倒れてしまったので、自分の体調管理のためにもジム通いは続けます。最近、言葉だけでは患者さまの思いを包み込むことはできない、体力がないと心まで抱えられないと思うようになりました。

予備校時代、冬になっても成績が伸びず、焦る気持ちを先生に相談していました。
無理のないアドバイスをしてくれる先生で「昼休みのうち、30分だけは自習室へ行こう」と言ってくださり、ずっと自習室に通っていました。
2回目の国家試験の後、友だちと一緒にカラオケで自己採点して、合格とわかったときは、みんなで泣きながら歌いました…良い思い出です。

みなさんもこれから国家試験の勉強と就職活動、大変だと思います。乗り越えた時の喜びはひとしおです！

ですが、そこからが薬剤師人生の本当のスタートです。私も素敵な先輩に支えてもらっている立場ですが、このエスマイルで成長していきたいと考えています。

一緒に頑張ってくれる後輩が増えてくれれば嬉しいですね。