薬局
日本メディカルシステム株式会社
秦 早織|東京薬科大学
入社した頃は、薬剤師の仕事は薬を調剤して患者さまにお渡しすることだと簡単に思っていました。でも薬局で働いて、患者さまが求めているのは薬を貰うことだけではなく、アドバイスや相談できる“人”なのだと気づくことができました。それを最初に感じたのは、大きな病気を抱えた患者さまに「この病気、この先どうなるの?」と質問された時のことです。切実な問いかけに対し、私は知識がなく答えられなかったばかりか、そんな自分に動揺して、不安になっている患者さまにいたわりの言葉もかけてあげられなかった・・・。がっかりして不満顔の患者さまのことを今も忘れることができません。
それからの私の目標は、患者さまのご要望に絶対に応えられる“人”になること。病気や薬の知識力があるだけでなく、不安を抱える人に温かい思いやりの心をもって接することができる。そんな薬剤師になりたいと思っています。
3年間、自分なりに努力と経験を積んで、今では患者さまの目線にそった対応ができるようになりました。「教えてくれて、ありがとう」。そんな言葉をいただくのが今、私の一番の喜びです。
薬剤師になって4年目になりますが、人の役に立つことができるという点では、スタートラインに立ったばかり。もっと自分を磨いてがんばろう!と新人の頃にはなかったやる気でいっぱいです。