株式会社誠心堂薬局
林田さん|国際医療福祉大学
薬剤師/中途採用 2009年入社(入社13年目)
入社時の思い
中医師の先生に漢方薬について学ぶ機会があり、漢方薬で根本的に体質を改善することで健康を取り戻すという東洋医学の考えに共感し、薬学部に入り薬剤師の資格を取りました。
漢方薬を置いている薬局でも本格的な漢方薬を取り扱っている薬局は少ないです。
本格的な漢方薬の取り揃えがあり、漢方の専門家がたくさん在籍しており、治療結果にこだわった相談を目指す誠心堂薬局であれば、研鑽を積み、地域の皆様に漢方の力で健康のお手伝いができる薬剤師になれると思い入社しました。
現在までにぶつかった特に大きな壁や自分が変わったきっかけ
西洋薬と違い漢方薬は病気によって薬が決まるのではなく、東洋医学的に診た体質に合わせて選びます。相談後、体質のご説明とどのような漢方でどのように体質を整えていくのかの説明をします。東洋医学の理論は一般の方が耳にする機会はなかなかないため、そのまま説明してもご理解いただくのは難しいのです。納得して服用頂けるよう、どうご説明すればわかりやすいかを考えながら、接客に臨んでいます。
また疾患にもよりますが漢方薬は飲んだからすぐに結果が出るような万能薬ではありません。なかなか治療の結果が出ず見通しが立たない中、美味しくない漢方を地道に続けるのは大変です。相談していると中医学的な知識だけでなく、患者様の心に寄り添って改善まで導く共感力や指導力が必要です。
より多くの方に漢方薬を通してお役に立てるようフォロー力、相談力向上に努めていきたいです。
初めて相談・施術・お客様対応に携わるようになった時
薬剤師の国家試験に合格しても、現場で使える中医学の知識はほぼない状態かと思います。誠心堂薬局では年度ごとの研修が充実しており、働きながら中医学や漢方薬について学ぶことができます。
ただ座学で学ぶのと、実際にご相談して漢方を運用するのは天と地ほどの差があります。座学で学んだ内容どおりの患者様はなかなかおらず、色々なことが複雑に組み合わさってその方の体質を作っています。
ご相談により、それを紐解きながら体質を見極めていき漢方を決めていきます。自分が選んだ漢方で患者様のお役に立て喜んでくださった時は、やりがいを感じますね。
誠心堂では中国から臨床経験豊富な中医師の先生が来日され相談して下さっているので、本場中国の漢方相談を身近で見聞きでき、とても勉強になります。入社してすぐは中医師の先生のサポートをしながら、本場の漢方相談を学んで行きます。
お客様のために少しでも良い治療を提供できるようにと毎月、中医師の先生の症例についての意見交換会などもあります。
誠心堂薬局には勉強熱心で意識の高い人が集まっているので、良い刺激になりますね。
未来にむけての思い
体調が悪くなったから漢方薬を飲もうという発想になる方は、稀かと思います。
何かあった時にご相談いただけるよう、地域の皆様に漢方の良さを啓蒙していきたいです。