病院

公益財団法人がん研究会 有明病院

平松 亜依|明治薬科大学

これまでの経験のすべてを生かせる職場です

◆私が「がん研」を選んだ理由

 私は大学卒業後、まずは薬剤師としての基礎となる力を身に付けようと考え、レジデントとして千葉県の大学病院に入職しました。先輩方に指導していただきながら臨床、教育、研究と、とにかく目の前の仕事に全力で取り組み、大変なこともたくさんありましたが、楽しく充実した日々を過ごしました。大学病院での勤務が5年目に入り、次第に次のステップに進みたい、環境を変え、自分とは異なる経験や考えを持つ他の施設の薬剤師とも一緒に仕事をしてみたいと思うようになりました。いずれはがん領域を専門的に学びたいと思っていたため、がん治療の専門病院であり、薬剤師の病棟や外来業務の展開が充実しているがん研究会有明病院への転職を決意しました。

がん研究会有明病院薬剤部の一員となって約5か月が経過しました。ここに来てよかったと思えるように、目標に向かって努力を重ねていきたいと思います。

 

◆薬剤師として病院で働く魅力

私は大学生の時、有機化学系の研究室で実験に没頭していましたが、病院での実務実習がきっかけで広く科学の知識を生かして患者の薬物治療に直接関わることのできる仕事に魅力を感じ、病院で薬剤師として勤務することを志しました。

病院での薬剤師の業務内容は多肢にわたり、薬剤部の中だけではなく、病棟、外来、手術室、入退院センター等の薬剤部の外でも業務をおこないます。医師や看護師等の他の職種のスタッフに囲まれ、薬剤師は自分ひとりだけという環境で、他職種からは様々な場面で薬の専門家としての意見を求められます。しかし、その回答や提案の根拠が「添付文書にそう記載されているから」では、十分な回答もしくは求められている回答とは言えません。学生の時から学び身に付けてきた科学的な視点で、自分でさらに考えることが必要になります。かつて研究室で実験に没頭する学生だった頃から培ってきた科学的な思考は、病院で勤務する現在も生かされていると感じます。私は、病院で働くことで経験する薬の「なぜ」をその都度調べ、自分で考えることを繰り返してきました。そうすることで、薬のおもしろさや難しさを知ることができましたし、さらに患者の治療に役に立つことができたと実感できる瞬間は大きな喜びを感じます。

 病院での勤務は大変なことも多いですが、大学で学んだ薬学の基礎や、懸命に取り組んだ卒業研究や、実務実習での気づきなど、みなさんの経験のすべてを生かすことのできる職場です。一緒に病院で働いてみませんか。

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法人名
公益財団法人がん研究会 有明病院
担当者名
清水 久範(副薬剤部長)
住所
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電話番号
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